プログレス個別教室

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誌上授業 第1回 ―関係代名詞―(5)

前回の記事の続きです。

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◆第5章:目的格の関係代名詞の省略

 

さて、目的格の関係代名詞のお話についてもう少し補足で説明します。

と言っても、今回のお話はそこまで難しくありません。

しかしながら、前回せっかく目的格の関係代名詞についてお話しましたので、

そこで今回のお話も同時にしてしまうと混乱を招く可能性があったため、あえて章を分けてお話します。

 

早速、前回出来上がった目的格の関係代名詞の文をもう一度見てみましょう。

 

This is a letter which I wrote last night.

 

The girl that I met yesterday is Miki.

 

目的格の関係代名詞を使った文は関係代名詞"that" / "which"の後に別の人 / モノ(他の主語)を置いてから動詞を続けるという形でしたね。

 

もちろんこれが目的格の関係代名詞の正しい形ではあるのですが、実はこの目的格の関係代名詞そのものである”that”と”which”については省略される(全く書かれない)という場合があります。

 

つまり、上の例文で言えば

 

This is a letter I wrote last night.

 

The girl I met yesterday is Miki.

 

と書かれるときもあるということです。

まさに第4章で出来上がった目的格の関係代名詞の文から”that”、”which”を消しただけですね。

 

しかし、皆さんが目的格の関係代名詞を使った文を書く場合は出来る限り省略しないで書くようにしましょう。

省略しないで書くことで、「どこに、何の関係代名詞が使われるのか。」を意識して文を作ることとなり、

それは関係代名詞について学習する上でもっとも重要なことだからです。

 

一方で、この「目的格の関係代名詞は省略されるときがある。」ということは知っていなければ

並べ替え問題や穴埋め問題(空欄補充問題)が解けなくなりますので、これについては常に頭に入れておく必要があるということです。

 

例えば

 

例題1:次の日本語の意味になるように、空欄に単語を埋めて英文を完成させなさい。

「これは、私が昨日読んだ本です。」

This is the book (    )(    )last night.

 

関係代名詞を使ってきっちりと文を作ろうとすると、

 

This is the book which I read last night.

 

とする必要がありますが、問題では単語2つまでしか空欄に埋めることが出来ません。

ここで「ああ、この場合は関係代名詞は省略できたな。」ということを思い出せれば

 

This is the book(  I  )( read )last night.

 

と正解にたどり着くことができるわけです。

 

もう一つ、

 

例題2:次の日本語の意味になるように、(    )内の単語を並べ替えて英文を完成させなさい。

「あれは、私の父がよく知っている人です。」

( is / man / that / the / well / my / knows / father / .)

 

こうした問題の詳しい解き方は、次章以降にもお話する予定ですが、関係代名詞をきっちり使ってこの文を作ろうとすると

 

That is the man that my father knows well.

 

という風に"that"を2つ使って、全部で単語9語で書くことになります。

 

しかしながら、(    )内の単語は全部で8語のみ、2つ使いたいthatも1つしかありません。

ここでも、「目的格の関係代名詞の"that"は省略できたから”that”1つだけでも文は作れるな。」ということが分かれば、

 

That is the man my father knows well.

 

という文を完成させることが出来ます。

 

このように、目的格の関係代名詞の省略についてはむやみに省略する必要はありませんが、知識として頭に入れておき、いつでも引き出せるようにしておくということが重要であると言えるでしょう。

 

今回も少し扱いましたが、主格・目的格の関係代名詞を使った文の英作文については、また次回にも改めてお話します。

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誌上授業 第1回 ―関係代名詞―(4)

前回の記事の続きです。

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◆第4章:目的格の関係代名詞

 

1. 先行詞が「モノ」の場合

今回も、次の2文を見てみましょう。

 

This is a letter.                                (=これは、手紙です。)

 

I wrote the letter last night.           (=私は、その手紙を昨夜書きました。)

 

昨今、お手紙を書く人はそうそういないかもしれませんがまあお付き合いください(笑)

 

第2章と同じく、2文の中でイコール関係になるモノに下線を引きました。

今回は”a letter”を先行詞にして、関係代名詞を使って1文につなげてみたいと思います。

ひとまず、先行詞の”a letter”までは一続きに文を書いてしまって構いません。

 

その後、今回は先行詞が”a letter”、つまりモノなので関係代名詞は"which"が使えるというのは第2章のお話と変わりません。

 

その後、”a letter”とイコール関係になっている2文目の”the letter”を書かずに、それ以外の単語を全て並べれば完成です。

 

つまり

 

This is a letter which I wrote last night.

 

という文が出来上がります。

 

この文も文構造を見ておきましょう。

 

This is a letter [ which I wrote last night ].

 

もちろん、今回も [   ] の中身が全て”a letter”の説明になっています。

上手く訳すと、「これは、私が昨夜書いた手紙です。」という意味になります。

 

ところで、今回出来上がった文は第2章で出来上がった関係代名詞の文とは何が違うのでしょうか。

見比べてみましょう。

 

第2章:主格の関係代名詞で出来上がった文

I have a dog which has long ears.

 

第4章:目的格の関係代名詞で出来上がった文

This is a letter which I wrote last night.

 

それぞれの文を2、3回ずつ声に出して読んでみてください。「ん?なんか違うな。」と思った人は鋭い!

 

I have a dog which has long ears.

 

こちらの文は第2章のまとめにも書いたように、関係代名詞のすぐ後に動詞(be動詞 / 一般動詞)が置かれます。

 

一方で

 

This is a letter which I wrote last night.

 

今回出来上がった文は、関係代名詞の後が「他の主語+動詞」の形になっていますね。

これが主格の関係代名詞の文と、今回の目的格の関係代名詞の文との違いです。

 

また、第3章の文にようにこの文についても関係代名詞は"which"の代わりに"that"を使うことも出来ます。

 

This is a letter that I wrote last night.

 

2. 先行詞が「人」の場合

もう1つ、次の例を見てみましょう。

 

The girl is Miki.                (=その女の子はミキです。)

 

I met her yesterday.          (=私は彼女に昨日、会いました。)

 

この文では”The girl”と”her”をイコール関係と見て、”The girl”を先行詞とします。

“Miki”という名前そのものや、”her”の方を先行詞には出来ないことは前回の内容で解説した通りです。

 

ひとまず、先行詞の”The girl”までは書いてしまって構いません。

 

その後、今回は先行詞が”The girl”、つまり人なので関係代名詞は"who"が使えると思うかもしれませんが、今回は関係代名詞"that"を使います。

どうして"that"を使うのか。それは"who"が使えないからです。それはそういうもんなのです。

(ではどうして"who"が使えないのか、そこまで気になる人は『【応用】目的格の関係代名詞』の章をご覧ください。)

 

ということで、今回は関係代名詞のthatを置いて、その後に2文目の中身を”her”を除いて全て書きます。

 

The girl that I met yesterday is Miki.

 

この文の構造は

 

The girl [ that I met yesterday ] is Miki.

 

という形ですね。

第2章でも出てきたような、

 

The girl is Miki.

 

の文に

 

I met her yesterday.

 

の文がちょうど間にはさみ込まれたような文構造ですね。

 

それでは、この辺で目的格の関係代名詞を使った文をおさらいしておきます。

 

This is a letter which I wrote last night.

 

The girl that I met yesterday is Miki.

 

これらの文の特徴は

 

① 関係代名詞は先行詞が人のときは”that”、モノのときは”which”を使う。

 

② 関係代名詞の後にいったん、別の人 / モノ(他の主語)を置いた後に動詞を持ってくること、

またその動詞の形は前に置いた『別の人 / モノ(他の主語)』によって変化するということ。

 

以上です。

次回、目的格の関係代名詞についてもう少しお話します。

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誌上授業 第1回 ―関係代名詞―(3)

前回の記事の続きです。

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◆第3章:関係代名詞”that”

 

次に、”that”という関係代名詞を紹介しておきましょう。

第2章では先行詞が人の場合は”who”、モノの場合は”which”を使うと申し上げましたが

実はこの”who”と”which”は、どちらも代わりに”that”という関係代名詞を使うことが出来ます。

 

”who”の代わりに”that”、”which”の代わりにも”that”が使えます。

そう聞くと「じゃあ関係代名詞って”that”だけでいいじゃん?」、「テストでも”that”だけひたすら書いとけば良いんじゃん?」と思う人もいるかもしれませんが、

中学校のテストの問題の中には「ただし、”that”は出来る限り使用しないこと。」などとされ、”that”を使うと間違いとされてしまう問題もあります。

 

これは、高校レベルの英語になると、”that”と”who”、”that”と”which”はしっかりと区別する基準がいくつか出てきますので高校の勉強を見越した学校の先生の配慮です。

 

一応、第2章で出来上がった文を関係代名詞”that”を使って書いておきましょう。

 

I have a dog that has long ears.

 

The boy that is running over there is Tom.

 

本当に”who”と”which”を”that”に替えただけです。

ただ、これでも関係代名詞の文はできるということも覚えておいてください。

 

今回は短いですが以上です。

次回は目的格の関係代名詞についてお話します。

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誌上授業 第1回 ―関係代名詞―(2)

前回の記事の続きです。

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◆第2章:主格の関係代名詞

今回より、関係代名詞の具体的なお話をしていきましょう。

今回は第2章ということで、主格の関係代名詞についてお話します。

 

1. 先行詞が「モノ」の場合

次のような2つの文があります。

 

I have a dog.       (=私は犬を飼っています。)

 

It has long ears. (=それは、長い耳を持っています。)

 

1つ1つの文は中学1年生レベルの英文ですね。

日本語訳についても、あえて直訳にしました。

 

ところで、この2文の中で、線を引いた”a dog”と”it”は、同じものを指していますね。

一文目の”a dog”は二文目では代名詞を使って”it”に置き換わっています。

このように、関係代名詞の文を作るときには2つの文の中でイコール関係になる名詞[モノ / 人]があることが条件になります。

 

そして、これらの文を関係代名詞を使って1つの文にする場合、”I have a dog”までは1文目の語順そのままで書いてしまって構いません。

その後に、関係代名詞を使って2つ目の文の内容を続けることになります。

(つまり、"a dog"を先行詞にするということです。)

ちなみに2文目を書くときは、”It”についてはもう書く必要はありません。

”It”とイコールである”The dog”の方をしっかり書いているからです。

したがって、関係代名詞のあとには"It"を飛ばした”has long ears”のみを書きます。

 

ちなみにここで使う関係代名詞としては、"which"と"who"という2つの関係代名詞があるのですが、これは先行詞の性質、とりわけ先行詞が「人」を表す語なのか人以外の「モノ」を表す語なのかによって使い分けることになります。

すなわち

 

先行詞が人以外の「モノ」のときは"which"

先行詞が「人」のときは"who"

 

を使うことになります。

 

今回の文については、先行詞が”a dog”なのでこれは「モノ」扱いということになります。

いくら犬も人間と同じ動物であっても、動物を家族同然に大事にしていても動物は英語の世界では「モノ」扱いです。

従って、今回の場合は関係代名詞は"which"を使うことになります。

 

よって、出来上がる文は

 

I have a dog which has long ears.

 

です。

この文の構造を見ていくと

 

I have a dog [which has long ears].

 

[  ] の中の部分が全て、”a dog”の説明となっています。

つまり、日本語に訳すときは [  ] の中の部分から訳して、「長い耳をもっている犬(長い耳の犬)」とすると良いでしょう。

 

全文を訳すと「私は、長い耳の犬を飼っています。」という感じでしょうか。

また、”which”の後の動詞が”have”ではなくて”has”になっているのは、これは直前の”which”という単語があるからではなく、先行詞が三人称単数であるからです。

例えば無理やり、先行詞を”a dog”から”two dogs”に換えた場合、この文は

 

I have two dogs which have long ears.

 

となります。

 

ちなみに、先の文で

 

I have a dog.       (=私は犬を飼っています。)

 

It has long ears. (=それは、長い耳を持っています。)

 

の”a dog”と”it”がイコール関係であるのならば、”it”を先行詞にはできないのかと思う人もいるかもしれませんが”it”を先行詞にすると、英文は書きませんが日本語にすると

 

「私が飼っている(持っている)それは、長い耳をしています。」

 

という意味になってしまいます。

 

こうなると「それ」は犬なのか、トカゲなのか、虫なのか、はたまた消しゴムなのかわからなくなってしまいます。もちろんこれではおかしな文になってしまうかと思います。

 

2. 先行詞が人の場合

 それではもう一つ、別の例文を見てみましょう。

 

The boy is Tom.                 (=その少年はトムです。)

 

He is running over there. (=彼は向こうで走っています。)

 

この2文では、”The boy”と”He”が同一人物であると考えます。

”He”を先行詞にすると先程の、「私が飼っているそれは・・・。」の文と同じような文になってしまいますので、ここでは”The boy”を先行詞とします。

”The boy”はもちろん「人」を表す語ですので

 

The boy who is running over there is Tom.

「向こうで走っている少年はトムです。」

 

という文にします。

 

ここで、先程の2文のイコール関係を

 

The boy is Tom.                 (=その少年はトムです。)

 

He is running over there. (=彼は向こうで走っています。)

 

と捉えて、

 

The boy is Tom who is running over there.

 

とすることも出来そうですが、これだと日本語の意味が

 

「その少年は、向こうで走っているトムです。」

 

という意味になってしまいます。

 

これでは、「トムくんはしている動作によって、全く別人である」ことになってしまいますね。

「朝、寝ているトムくん」と「朝、顔を洗っているトムくん」、「朝、学校に行くトムくん」がどれも全て別の人になってしまうことになるので、これはマズいですよね。

 

従って、ここでは意味の上でもその少年=彼と考えて、”The boy”を先行詞とするしか無いということです。

こうした”Tom”などの固有名詞は先行詞にはできず、他にも、”my brother”や”your bag”など、所有格の代名詞を含むモノ / 人は先行詞にできません。

 

ここで改めて、今回解説した関係代名詞を使った文をおさらいしておきましょう。

 

I have a dog which has long ears.

 

The boy who is running over there is Tom.

 

これらの文で、重要なポイントとしては

 

① 先行詞のあとにすぐ、関係代名詞が使われているということ。

 

② 関係代名詞は先行詞が人のときは”who”、モノのときは”which”を使う。

 

③ 関係代名詞の後にすぐ動詞を持ってくること、またその動詞の形は先行詞によっても変化するということ。

 

④ Tomなどの固有名詞、”my brother”や”your bag”など、所有格の代名詞を含むモノ / 人は先行詞にできないということ。

 

ということでしょうか。

また、関係代名詞を使ったこうした特徴のある文を「主格の関係代名詞の文」と呼んでいます。

 

以上をもって、主格の関係代名詞のお話を終わります。

次回は関係代名詞の”that”について、少しお話しましょう。

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期末まであと2週間!

期末テストまで2週間です!

 

今回は期末テストに向けてやっておくべきことを書いておきますね。

 

1、学校のワーク。

今学校で進んでいるところまでは,終わらせておきましょう。
「塾でやったからできそうだ!」というところも、もちろんやっておいてオッケーです。

 

2、学校ワーク、塾ワークの間違い直し。

これを絶対にサボってはいけません。2度目でも,わからない問題もあるでしょう。
その場合は必ず塾にもってきて質問しましょう。 
分からないものをそのままにしない!が点数アップへの早道ですよ。

 

3、英単語、本文の暗記。

新出単語は絶対です。できれば本文も暗記してしまいましょう。
特に中1生はすべて完璧に本文暗記しましょう。

中2生、中3生は各レッスンのReadは無理な人は仕方なしです!

Let's Talk等は覚えましょう。

 

4、ではReadは??

ノートに本文を写してる人はそこに、してない人は教科書に、

大切そうなところをできるだけ多く、赤ペンやマーカーで線を引いて暗記していきましょう。
どこに線を引いて良いのかわからない人は先生に聞きましょう。
最終的には自分でできるようになれば・・・です。

自分で予想したところがバッチリ試験に出たら・・なかなか気持ちのいいものですよ(笑)

 

5、最後に・・・

もう一度学校ワークと塾ワークを見直しです。 

一度間違ったところはまた間違えます。
必ず確認しておきましょう。できればもう一回全部解きなおすのが一番です。
  
と、これだけやろうとしたら、2週間前で1日最低2時間。

1週間前には3,4時間は必要になると思います。
クラブもあったりで大変だとは思いますが、なんとか時間を作って

(好きなテレビはテスト後に!)やり切ってみてください!

世界の名演説

この時期になると、三省堂のNEW CROWNの英語の教科書を使っている中学3年生は”I Have a Dream”を勉強しています。

 

言うまでもなく、マーティン・ルーサー・キング牧師による名演説中の名演説ですね。

 

教科書にも”Dark Side”と書かれているように人種差別問題は、人類史の中でも最も悲惨な問題の一つであると言えます。

 

私自身も、当時のアメリカの様子を生で見てきたわけではありませんが、アメリカの歴史は、主に白人と黒人という人種問題の歴史であると言っても過言ではなく、それほど根深い問題であるということも言えます。

 

もちろん、簡単にではありますがそうした黒人差別の経緯についても教科書に載ってますね。

 

そして、マーティン・ルーサー・キング牧師は公民権運動の一環として、1963年8月28日に、ワシントン大行進の中でかの有名な”I Have a Dream”の演説を行いました。

 

この演説についても、教科書には少しだけしか載っていませんね。

もしかすると熱心な中学校の英語の先生なら、演説の全文をプリントとして配布してくださるかもしれませんし、実際に演説の様子を動画で見せて下さるかもしれません。

 

もしそうでなくとも、昨今は便利な時代になりました。

インターネットで少し調べれば、演説の全文が出てきます。例えば以下のようなサイトがありますね。

 

【みんなの知識 ちょっと便利帳】キング牧師演説「I Have a Dream・私には夢がある」- 英文・日本語翻訳文・動画

 

更には、キング牧師との関連で最近で言えば、初のアフリカ系アメリカ人で大統領となったバラク・オバマ前大統領についても触れない訳にはいかないでしょう。

 

オバマ大統領も、非常に演説の「上手い」大統領でした。

 

キング牧師との関係性で言えば、オバマ大統領の就任演説が第一に思い出されるでしょうか。

 

【みんなの知識 ちょっと便利帳】オバマ大統領就任演説

 

この就任演説は、キング牧師以外にもリンカーン大統領やケネディ大統領などの過去の演説を踏まえた非常に「修辞的な」演説であったといえるでしょう。

 

また、キング牧師と同様に、オバマ大統領自身もノーベル平和賞を受賞するきっかけとなったチェコプラハで行われた「核無き世界」演説も有名ですね。

 

【みんなの知識 ちょっと便利帳】オバマ大統領プラハ演説 - 核廃絶宣言

 

それぞれのページ、英語の原文と日本語訳はもちろん、動画のリンクもついているようですので興味のある方は見てみて下さい。

 

ちなみに今回、なぜこうした演説をご紹介したのか。

それは、英語の演説は英語を学ぶ上で最も良い教材の一つであるからです。

 

なぜ最も良いのか。

演説は、その性質上、1つ1つの単語をゆっくりと、はっきりと読む必要があり、

また老若男女に理解してもらうために、できるだけ簡単な単語が使われるからです。

 

余談

 

そういう演説の性質を理解していれば、例えば近年、残念ながら「下手くそやなあ」とバカにされた猪瀬直樹東京都知事が2013年9月8日、

ブエノスアイレスで行った東京五輪誘致のスピーチなども、意外と味のあるスピーチに聞こえてきます。

もっとも、このスピーチは意外とネイティブの人にはそこまで評価は悪くないようです。

 

www.youtube.com 

但し、皆さんが見習うべき英語ということであれば同じブエノスアイレスでの高円宮憲仁親王妃久子殿下のスピーチの方が見習うべき英語であるかとは思います(笑)

最初がフランス語、途中の1分15秒位のところから英語という2カ国語を見事にお遣いになるさまはほれぼれします。

 

www.youtube.com

 

また、猪瀬元都知事と同様に、残念ながら「下手くそやなあ」とバカにされたスピーチと言えば2015年4月29日、アメリカの連邦議会上下両院合同会議における安倍晋三首相のスピーチですね。

 

www.youtube.com

 

これも、アメリカの人々に深い印象を与えたスピーチであったことは確かなようで、そうした点では「これぞ、演説。」と言えるに値する英語であったのではないかと思います。

 

余談の余談

 

人種差別と言えば、最近こんなニュースがありましたね。

 

www.bbc.com

 

アメリカの空軍士官学校予備校で、黒人学生を差別するような文言が、学生の部屋にある伝言板に書かれた問題を受けての士官学校の校長先生が9月28日に、

全生徒を集めての集会で「他人を尊重して敬意をもって接することができないなら、出ていけ。」と、厳しい口調でお話されたというニュースですね。

 

これも日本語字幕付きの動画がありますのでぜひ聞いてみて下さい。

 

但し、やはりアメリカの人の英語ですので先に紹介した日本人の英語のスピーチよりはなかなか聞き取るのは難しいかもしれませんね。

 

www.youtube.com

 

・・・このように、皆さんが大好きなYoutubeにはいろいろとお勉強できる動画がありますね。

HIKAKINやはじめしゃちょーだけでなく、こんな動画もぜひ見てみて下さい(笑)

誌上授業 第1回 ―関係代名詞―(1)

誌上授業 第1回 ―関係代名詞―

 今回より、誌上授業ならぬブログ上授業を始めようと思います。

簡単に言えばブログの上での授業ということですね。

塾の授業、学校の授業の補助目的に使って頂ければと思います。

 

 本授業のレベルとしては中学校の授業レベル~高校受験です。

高校受験における応用内容、発展内容は扱いますが高校内容の文法には基本的には触れません。

高校内容の文法についてはまた別の機会があれば触れたいと思いますが、中学内容の基礎からもう一度復習したいという高校生の皆さんには、ある程度は役立つ内容ではないかと思います。

 

 各章、高校受験の応用内容については【応用】と記していますので、教科書内容の理解、定期テストに向けての学習の上ではこの【応用】の章は飛ばして頂いて構いません。

高校受験でも、特にハイレベルな高校を受験しようという人のみ、この【応用】の章を読んでもらえればよいのではないかと思います。

 

◆第1章:関係代名詞とは

 

 第1回目は関係代名詞を扱います。

関係代名詞は、個人的には英語の文法の中では最も難しい内容の1つではないかと思います。

また、高校入試、大学入試でもよく出てくる文法事項です。

私は関係代名詞を征する者が受験英語を征すると言っても過言ではないくらいの内容だと思っています。

 

 関係代名詞とは、基本的には何か名詞[モノ / 人]を修飾する(補足説明する)役割で使われるものです。

また、共通の名詞を持つ2つの文を1つにつなげる役割をすると言っても良いでしょう。

つまり、2つの文を1つのくっつけることが出来るという点では少し難しく、敬遠されがちな内容であるとも言えるでしょうか。

 

次章より、関係代名詞の具体的な説明に入ります。

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