誌上授業 第1回 ―関係代名詞―(3)
前回の記事の続きです。
◆第3章:関係代名詞”that”
次に、”that”という関係代名詞を紹介しておきましょう。
第2章では先行詞が人の場合は”who”、モノの場合は”which”を使うと申し上げましたが
実はこの”who”と”which”は、どちらも代わりに”that”という関係代名詞を使うことが出来ます。
”who”の代わりに”that”、”which”の代わりにも”that”が使えます。
そう聞くと「じゃあ関係代名詞って”that”だけでいいじゃん?」、「テストでも”that”だけひたすら書いとけば良いんじゃん?」と思う人もいるかもしれませんが、
中学校のテストの問題の中には「ただし、”that”は出来る限り使用しないこと。」などとされ、”that”を使うと間違いとされてしまう問題もあります。
これは、高校レベルの英語になると、”that”と”who”、”that”と”which”はしっかりと区別する基準がいくつか出てきますので高校の勉強を見越した学校の先生の配慮です。
一応、第2章で出来上がった文を関係代名詞”that”を使って書いておきましょう。
I have a dog that has long ears.
The boy that is running over there is Tom.
本当に”who”と”which”を”that”に替えただけです。
ただ、これでも関係代名詞の文はできるということも覚えておいてください。
今回は短いですが以上です。
次回は目的格の関係代名詞についてお話します。