時間をかける努力(3)
今回もまたまたイチロー選手のお話です。
小学生のイチロー少年、高校球児イチロー、特筆すべきはその根っこの考え方が一切ブレていないということですね。
そしてそれは世界を代表する野球選手となった現在でも、変わりません。
高校時代を経て、ご存知の通りイチロー選手は日本を、世界を代表する野球選手になるわけですが、
プロ野球選手となった後も様々な名言を残しており、もちろん私たちもそこからあらゆることを学び取ることが出来ます。
『夢をつかむことというのは一気には出来ません。
小さなことを積み重ねることで
いつの日か信じられないような力を
出せるようになっていきます。』
⑤:『努力』は積み重ねないと、『結果』は出ないということ。
・・・これは私も正直、「野球でもそうなんだな。」と思ったことです。
よく、「最近1、2週間めっちゃ勉強したのに全然テストで点数取れんかった・・・。」という人がいますが、これは厳しいお話ですがやはり積み重ねが足りないということに尽きると思います。
勉強も、AをやればBができて、BをやればCができるようになる・・・というものではありません。
Aをやって、Bもやっていれば、それらがいつの日かふと頭のなかで整理できて、CもDも出来るようになっている・・・というものが勉強です。
こういう話を皆さんにすると「じゃあ本当に成績が上がるか分からないじゃん?」と仰るかもしれませんが、
何事も、最初から結果が出る保証がなければ何もしないというのは間違いです。これについてもまた後日、お話します。
『しっかりと準備もしていないのに、
目標を語る資格はない。』
⑥:『目標』実現のためには準備が必要不可欠であること。
・・・これは勉強においても言うまでもありませんね。
特に、高校受験、大学受験を控えた人の中には、なかなか大きな『目標』を掲げる人が中にはいますが、
別にそれが悪いということではなく、その目標相応の準備、努力はしましょうということですね。
確かに、その目標実現に向けて何をすれば良いのかが分からないという場合も考えられます。
その場合は塾の先生や、学校の先生にすぐに相談するべきということになります。
『やってみて「ダメだ」とわかったことと、
はじめから「ダメだ」と言われたことは、違います。』
⑦:『目標』実現のための『努力』は、無駄にはならないということ。
・・・⑤でお話したように、「頑張っても、本当に成績が上がるか分からないじゃん?」という疑問についての答えが、正にこれです。
努力、積み重ねは決して無駄にはなりません。
努力してみて、やってみて、たとえそこではすぐに結果が出なかったとしてもその努力は確実に自分の糧となっています。
確実に自分の実力として身についています。
そして、そこから更にそうした経験を次に向けて努力をする「きっかけ」へとすることが出来れば、勉強の成績もどんどん伸びていくと思います。
『夢は近づくと目標に変わる。』
⑧:非現実的な『夢』であっても、『努力』によって『目標』に変えることが出来るということ。
・・・これが、正に③でお話した、「継続」が出来るだけの強い精神力の源となることでしょう。
大きな目標、『夢』を見つけてそれに挑戦すること。それが日々の継続のための大きな原動力となります。
『市内でトップの高校に入ってやる!』や、『通知表オール5取ってやる!』などです。
そうした『夢』も、それに向かって努力を続けることで『目標』に変わるということが、
小学校当時、『一流のプロ野球選手になる』夢を見事に実現させたイチロー選手から学び取ることが出来るもっとも重要な教訓であると言えるのではないでしょうか。
次回、最終回です。
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