時間をかける努力(4)
イチロー選手についてひたすら語ってきましたが、今回が最終回になります。
学習において、なかなかうまく行っていないという人の中には
ちょっと自分なりに勉強した → 成績が上がらない → 結果が出ない → 「勉強しても点数が上がるかどうかわからないじゃん?」 → 勉強したくない → でも勉強しなくちゃなあ → ちょっと自分なりに勉強する → 成績が上がらない・・・
というマズいサイクルに陥ってしまっている人が多いように思います。
塾の役割としてはわかりやすく授業をするというのはもちろんのことですが、
・「ちょっと自分なりに勉強した」というのが果たして正しい勉強なのか。
・「成績が上がらない」原因は何か。
を解明し、改善策を提示するというのが役割になります。
それ以外の部分の、例えば「ちょっと自分なりに勉強した」の「ちょっと」の部分を改善する、
つまりは学習時間を増やすということなどは残念ながら塾の先生にはどうしてあげることもできない部分です。
こればかりは皆さんの『努力』による部分です。
しかし、そこさえ解決できれば
しっかり勉強した → 成績が上がった → 結果が出た → 次はもう少し上を目指してみよう! → また次に向けてしっかり勉強する・・・
という良いサイクルに入ることができます。
毎回、テストの点数が良い子というのは皆さんの周りにもいるかと思いますが、
そういう子たちは恐らくこうした良いサイクルに入ることができているということでしょう。
そのためには、精神的にも強い気持ちを持って、イチロー選手の言葉を借りれば『夢』、『目標』を持ってそれを『絶対に叶えてやるんだ!』という気持ちがまずは重要になってくるということでしょうか。
野球と勉強は全く違うものですが、イチロー選手しかり、アインシュタインしかり、
その道を極めた人の考え方というのは私たちにとっても大いに参考になるものであると言えそうですね。
そして、その正のサイクルの、正に『しっかり勉強した。』という点のきっかけ作りを担う、
言い換えれば、皆さんに『しっかり』勉強してもらうためには何が必要なのかを解明するのが塾の役割ではないかと少なくとも私は考えています。
そのために、大久保教室ではそうした指導はもちろん、「『しっかり』演習量が積めてないなあ・・・」
という生徒には少しでも勉強時間を作ろうということで無料で補習を実施していますし、塾に自習しにきた時間を記録し、競う自習レースも実施しています。
自習レースについては、年度単位で半年ごとに開催していますので正に先日、9月で上半期が終わりました。
これについてはまた別の記事でお話したいと思います。
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