プログレス個別教室

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今日は何の日~2月11日~(2)

前回の続きです。

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紀元節

※本章以降は、歴史を扱った内容であると共に神話についても言及する内容となります。

考古学的知識を踏まえた客観的・科学的・唯物主義的な根拠に基づいた「歴史」から外れた記述も含むため、そういった性質をご了承の上、お読みくださいませ。

 

 2月11日と言えば現在では「建国記念の日」(建国記念日)として知られています。

カレンダーにもそうした呼び名で掲載されていますがこれは果たしてどういう意味なのでしょうか。

 

 先程の『国民の祝日に関する法律』には2月11日の建国記念の日については「政令で定める日 建国をしのび、国を愛する心を養う。」日であると定められています。

ここで重要なのは、やはり「建国」というところなのではないでしょうか。

建国とは、国が出来上がるということです。日本の祝日のお話ですので、ここでは日本という国が出来上がったということです。

 

では、日本という国はいつ出来上がったのでしょうか?

 

 サンフランシスコ平和条約明治維新聖徳太子邪馬台国?・・・。

こうした出来事、人物も確かに日本の歴史上、大きな影響を与えたものであったことは確かではありますが、

 

日本という国はその前からありました。

 

と言うと、驚く方も多いでしょうか。

 

(中学校、高校の教科書の中では『漢書』~『後漢書』~『魏志』など中国の歴史書に残る記述をもとに、

倭国、奴国、邪馬台国などの国々がなんとな~く現れ、なんとな~く国家を形成するに至ったという記述のされ方がなされているでしょうか。)

 

日本という国がいつ出来上がったのか、それを紐解くヒントとしては、『古事記』と『日本書紀』です。

この2つは歴史の教科書にも出てくる作品ですね、どちらも日本の歴史をまさに日本という国ができたとき、

あるいは日本という国ができる前までさかのぼって書かれた歴史書です。

 

 この中で『古事記』の方は、歴史書ではあるものの文学作品的な性質も有するものであり、

またその成立過程からどちらかと言うと「物語」に近い部分もあるのですが、

日本書紀』の方は、日本最古の正史と呼ばれるように、「これが日本の最古の歴史だ!」というものを実際に記した書物であるということになります。

正史とは、字のごとくその国の「正しい歴史」ということになります。

 

 従って、日本の歴史のはじまりを勉強しようと思えばまさに『日本書紀』を読めばわかるということになりますが、

日本書紀』も『古事記』も研究が進み、その内容としては全体としてそこまで相違のあるものではないようです。

 

 さて、前置きが長くなりましたが、それではこの2月11日の建国記念の日、つまり日本の国ができたお話はこれら「記紀」(古事記日本書紀を併せた呼称)の中ではどう書かれているのでしょうか。

 

 『日本書紀』の中で、2月11日というのは紀元前660年のこの日に、神武天皇が即位した日とされ、この日を以って日本の国の紀元とされています。

従って、2月11日の建国記念の日は昔は「紀元節」と呼ばれる祝日でした。

その呼び名が変わって建国記念の日になったということです。

 

 

神武天皇と日本神話

 ここで1つの疑問として「神武天皇ってだれ?」と思う人が多いでしょう。

天皇」と名がつくわけですから昔いらっしゃった天皇ということはわかるかと思いますが、

どれくらい前の時代の人なのか、どんな人なのか、気になるところですね。

 

 神武天皇とは、一言で言えば「初代天皇」ということになります。

今の天皇陛下は第125代天皇です、もう少しするとご譲位されて第126代天皇が即位されますね。

どれくらい前の人かと言えば先程書いたように即位されたのが紀元前660年ですから単純に考えれば2679年前の人ということになります。

それだけならば「まあ、そういう人もいたんだろうね。」と思うかもしれませんが、この神武天皇は127歳まで生きたとされ、

神武天皇のお祖父さんは瓊々杵命(ニニギノミコト)、そしてこの瓊々杵命(ニニギノミコト)の更にお祖母さんはかの有名な

天照大神(あまてらすおおみかみ [※ 伊勢神宮の内宮に祀られている太陽神])です。

瓊々杵命(ニニギノミコト)も天照大神(あまてらすおおみかみ)もどちらも日本では有名な神様ですね。

 

 このあたりで怪しくなってきたでしょうか。

「そんな大昔の人が127歳まで生きられるわけないでしょ。」、「お祖父ちゃんが神様ってどういうことやねん。」など思う人も多いでしょう。

もうお分かりかと思いますが、この神武天皇は神話のお話に登場する人物です。

別にこれを以って天皇は神の子孫であるだとか言うお話をするつもりはありませんし、

また歴史と神話を結びつけることで「歴史」の価値をおとしめようとしている訳ではありません。

 

 そもそも歴史の延長線上にある神話とは、日本神話のみならず、どの国にも多かれ少なかれあるものではないでしょうか。

有名なのがギリシャ神話などですね、あるいは旧約聖書新約聖書も神話的側面をもつ書物であると言ってしまって良いでしょう(キリスト教徒、ユダヤ教徒の方ごめんなさい)。

重要なのは、「神話だから怪しい。神話だからうさんくさい。」と考えるのではなく、

その真偽に関わらず、嘘も真も全て含めて神話も一つの歴史の一部として受け入れるということではないでしょうか。

 

次回に続きます。

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