プログレス個別教室

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誌上授業 第2回 ―現在完了―(1)

 前回に引き続き、誌上授業の第2回目をお送りします。

この誌上授業は簡単に言えばブログの上での授業ということです。

塾の授業、学校の授業の補助目的に使って頂ければと思います。

 

本授業のレベルとしては中学校の授業レベル~高校受験です。

高校受験における応用内容、発展内容は扱いますが高校内容の文法には基本的には触れません。

高校内容の文法についてはまた別の機会があれば触れたいと思いますが、中学内容の基礎からもう一度復習したいという高校生の皆さんには、ある程度は役立つ内容ではないかと思います。

 

各章、高校受験の応用内容については【応用】と記していますので、教科書内容の理解、定期テストに向けての学習の上ではこの【応用】の章は飛ばして頂いて構いません。

高校受験でも、特にハイレベルな高校を受験しようという人のみ、この【応用】の章を読んでもらえればよいのではないかと思います。

 

◆第1章:現在完了形とは

 

 第2回の誌上授業では現在完了形を扱います。

現在完了形は公立の中学校であれば中学3年生の1学期ほぼ丸々使って学習する大きな学習テーマですので、「何となく文の形だけは覚えてる!」という中学生も多いのではないかと思います。

 

 しかし、「現在完了形と過去形はどう違うの?」ですとか、「どういうときに現在完了形を使えばいいの?」ですとかまで、理解を深められている中学生の人は少ないのではないでしょうか。

 

 また、実はこの現在完了形については、高校英語を学習していく上での大きな『入り口』の役割をしている内容と言えます。

当授業ではまさにその入り口と、少し高校英語の分野に入るくらいのところまで、お話できればと考えています。

 

◆第2章:現在完了形の文が表すもの

 

 中学校の教科書レベルでも、現在完了形の文を習うと少なくとも3種類の意味(用法)を習うかと思います。

 

① 継続用法

② 経験用法

③ 完了用法

 

の3種類ですね。

習う順番は各教科書によって違いますが、3つどれも重要で、全て覚えておかないとなかなかテストででも点数が取れないものです。

ただ、これらに関しては中学生の皆さんもよく勉強しているようで、それぞれの用法の訳し方はよく覚えてくれているようです。

 

① 継続用法・・・「ずっと~している。」

② 経験用法・・・「~したことがある。」

③ 完了用法・・・「~してしまった。」

 

ですね。

こう見ると、それぞれの意味が全く違うのになぜ3つまとめて「現在完了形」と言えるのか、不思議に思う人もいるかもしれませんが、ここがまさに「現在完了形が表すものが何なのか」ということに関係してくるお話になります。

 

 さて、英語には現在完了形以外にも現在形、過去形、未来形といろいろな形があり、それぞれの文の書き方も全く違ってくるというお話は皆さんも知っているかと思います。

言うまでもなく現在の話は現在形、過去(昔)の話は過去形、未来の話は未来形で書くというのがこれらの3つの原則ですが、そこで

 

では、現在完了形っていつの話をしてることになるの?

 

という疑問がまず浮かぶのではないでしょうか。

これについては図で確認してもらうのが最も分かりやすいかと思います。

 

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 これは私が中学3年生の人に現在完了形を解説するときにいつも用いる図です。

(人によっては「またこれか(笑)」と思う人もいるでしょう。)

 

 中学3年生の段階で学習してきた過去形、現在形、未来形を数直線のようにまとめた上で、現在完了形がどこを表すのか、というのを図中に書き込んだものです。

もちろん、この図では左端が一番過去(昔)で、右端が一番未来ということになります。

つまり、左から右に時間が経過してくものと考えて下さい。

 

 こう見ると、これまでに学習した過去形、現在形、未来形という形はそれぞれ過去の一点、現在の一点、未来の一点のみしか表せないということが分かってもらえるかと思います。(各黒丸のことですね。)

 

それでは、この3点を表す文だけで日常会話は成り立つでしょうか?

結論から言うと”No”ですね。

 

例えば

 

「オレ、2年間サッカー部に入ってるねん。」

 

「クミちゃんは去年からピアノを練習してるねん。」

 

などと言うような文ですね。(相変わらず関西弁の口語表現ですみません。)

 

これらの文ですと、先の文であれば文意から考えると2年前にサッカー部に入って、去年も部活をやっていたということになりますね。

「2年前にサッカー部に入部した」という話も、「去年も部活をやっていた」という話も当然、過去のお話ですね。

これだけであれば過去のお話だけですので、過去形で文を表せそうではあります。

 

 しかし先の例文においてはどうやら過去の話だけでなく、「今も部活を続けている」という意味も同時に含んでいるようですね。

「2年前にサッカー部に入部し」て、「去年も部活をやってい」て、「今も部活を続けている」となると、過去の話も現在の話もどちらも混ざっているということになりそうです。

こうした文を1つの文できれいに書こうとすると、もちろん過去形では書けませんし現在形で書くことも難しくなってきます。

(接続詞を用いる書き方等はここでは省略します。)

 

 現在完了形を使えば、まさにこの「『2年前にサッカー部に入部し』て、『去年も部活をやってい』て、『今も部活を続けている』」という文をきれいに作ることができます。

現在完了は過去から現在までの時間の幅を表すことが出来る文法であると言えます。

 

 同様に、2つ目の文についても「『去年からピアノを練習し』始めて、今年に入ってもピアノの練習を続けていて、今も続けている。」という意味になります。

これも言うまでもなく、「過去から現在までの時間の幅」がある文であるということになりますので現在完了で表すことが出来る文であると言えます。

 

 つまり、

 

現在完了の文は「昔も、今も、同じ状態である。 / 同じ動作が続いている。」という内容の文を表すときに用いる文法であるということです。

 

逆に、「単に今(現在)だけの話」や、「単なる過去の話」を表すときには使えません。

例えば

 

私は昨日、カレーを食べました。

 

という文は現在完了形を使って表すことはできません。

 

以上、現在完了形を使って表すことが出来る文 / 出来ない文があるということを理解して頂ければと思います。

 

◆第3章:現在完了形の文の形式

 

現在完了の文の形式も、皆さんよく覚えてくれています。

 

have + 過去分詞!

 

と皆さん、自信を持って答えてくれます。

これについてはまったくもって間違いではありません、まさにこれが正解です。

その他、気をつける表現、よく使う表現については次章で紹介しますので、ここでは基本的な現在完了形の文の形式を確認しておこうと思います。

 

それでは例文として、前章の日本語文2つを見ておきましょう。

まずはコテコテの関西弁の文を標準語になおしてから、英語を考えてみましょう。

 

①「オレ、2年間サッカー部に入ってるねん。」→「私は2年間、サッカー部に所属しています。」

 

I have been in the soccer club for two years.

 

「所属する」という意味の一般動詞もあるのですが、今回はbe動詞を使って表しました。

しっかりと「have + 過去分詞」という形になっていますね。

ちなみにbe動詞の過去分詞はbeenです。

もう一度、be動詞の活用を確認しておくと

 

原形・・・be

現在形・・・am, are, is

過去形・・・was, were

過去分詞・・・been

 

ですね。

 

「2年間」と言う表現は”for two years”という表現を使います、こうした表現については次回お話します。

 

②「クミちゃんは去年からピアノを練習してるねん。」→「クミは、去年からピアノを練習しています。」

 

Kumi has practiced the piano since last year.

 

クミちゃんの話ですので、文の最初はKumiから書き始めます。

そうすると、Kumiは三単現にあたる主語ですのでこの場合、have+過去分詞の中のhaveがhasになります。

また、「去年から」という表現を”since last year”としました。

これについても同様に、次回お話します。

 

410951.hateblo.jp

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