時間をかける努力(1)
みなさん、夏休みの夏期講習お疲れ様でした。
なぜこの時期に夏期講習の終わりのあいさつをするのかと言えば、大久保教室ではつい先日の9月24日までは、夏期講習の一環である中3生向け入試対策講習をやっていたからです。
もちろん、この講習に参加してもらった人は、しっかりと学習時間を確保できたということになりますし、
その他にも夏休み中に塾で、あるいはおうちで勉強時間を確保できたという人については、夏休み明けの課題テスト・実力テストで早速、良い点数が取れたということになったようです。
他の教室の先生も、「やっぱり夏休み中、時間をかけてがんばった人ほど点数が上がっています。」と仰っておられました。
ウチの塾でも、「塾内模試の偏差値が15も上がったよ!」という子がいましたが、その子も確かに、夏休み中はたくさん時間をかけて勉強していたなあという印象があります。
「時間をかけて、努力をする。」
簡単なことのようで意外と出来ることではありません。しかし、これをやるかやらないかで結果は明らかに違ってきます。例えば、公立高校に合格できるかできないかが分かれてきます。
時間をかけること、努力をすることと言えば私はこんなお話を思い出します。
ボクの夢は、一流のプロ野球選手になる事です。
そのためには中学・高校で全国大会へ出て、活躍しなければなりません。
活躍をするには、練習が必要です。ボクは三歳の時から練習をはじめています。
3年生の時から今までは、365日中、360日は激しい練習をやっています。
だから、1週間中、友達と遊べる時間は、5~6時間の間です。
そんなに練習しているんだから、必ずプロ野球選手になれると思います。
これはかの有名な野球のイチロー選手の小学生のときの作文だそうです。
おそらく、当時は中学生の皆さんよりも年下であったイチロー少年の何気ない作文ですが、ここから学び取れることはいくつもあります。
①:『天才』と言われている人でも努力をしているということ。
・・・イチロー選手を語る上で、よく「天才バッター」などという言葉が使われます。
残念ながら私自身は天才ではありませんので、イチロー選手が天才なのかどうかは私にはわかりませんが、
365日中、360日も練習しているということは、その人が天才であるかどうかに関係なく、『努力』というものがいかに重要なのかを表していると言えるでしょう。
アインシュタインという昔の偉い学者の人も『天才とは努力する凡才のことである』と言っています。
凡才というのは平凡な人のことです、凡才が努力すれば天才になれるということでしょう。
②:『努力』が自信を生むということ。
・・・「そんなに練習しているんだから、必ずプロ野球選手になれると思います。」という部分に、当時のイチロー少年の「プロ野球選手になれる」はずだという自信が現れているということが言えますが、
この自信もやはり「365日中、360日も練習しているんだから」プロ野球選手になれるはずだという考えから来るものです。
何事も自信をつけるためには、『努力』が必要です。
勉強に置き換えると、「こんなに勉強したんだから良い点が取れるはずだ。」といったところでしょうか。
次回に続きます。
引用元: