自学自習、テスト勉強で気をつけること(2)
例のごとく、前回の記事の続きです。
注意点3:集中できる環境、状態を自分で作る。
・・・中学生にもなれば、自分の周りの環境はある程度は自分で整えるということも出来るはずです。
勉強をするということであれば、「どうやれば自分は勉強に集中できるのか。」を考えてみて下さい。
もちろんそれがお家の中では難しいという場合は、他の場所にそういった環境を作るということも考えられるでしょう。
お家よりも塾のほうが集中できるということであれば多少面倒でも、塾に来て集中して勉強するなどです。
環境については親や先生に与えられるものではなく、自分で作るものとして考えましょう。
補足:音楽を聴きながらの勉強について
よく、「音楽を聴きながら勉強するのは良いのですか、駄目なのですか。」ということを聞かれますが、これについては根本的には良いとも悪いとも言えないようです。
どうしてこんなあいまいな答えになるかというのは、以下の2つの点が重要だからです。
①:中には「静かすぎる」ことで集中できなくなってしまう人もいるということ。
・・・結論から言えば、音楽を聴きながら勉強するということは「次善の策」、つまり一番良い方法とも言えませんが全く集中できないよりはマシということです。
言うまでもなく一番良いのは音楽を聴かないでも集中できることです。
しかし、中には「静かすぎるから集中できない!」という人も中にはいるようです。
そういう人にとっては「静かすぎて集中できない環境」よりも「音楽が流れている環境」の方がまだマシということも考えられます。
何度も申しますが一番良いのは「音楽を聴かないでも集中できること」ですが、それが出来ない人で「音楽を聴いている方がまだマシ」という人は次善の策としてそうやって勉強するのも悪くはないということなのでしょう。
※塾の授業中は音楽機器の使用は当然禁止です。
②:音楽の質によっては、集中効果がある音楽もあるということ。
・・・「歌詞の無い」音楽で、音域やテンポの速さによっては集中力を高める効果のある音楽も世の中には存在しますが、実際には大多数の中学生の皆さんが好む音楽はどうやらこれには当てはまらないようです。
以上のような理由から、音楽を聴きながらの勉強は「何が何でもダメ!」とは言い切れないようではありますが、一番良いのはもちろん音楽を聴かずとも集中して学習に取り組めるということであると言えるでしょう。