作文の宿題はサクッとすませよう!(3)
前回の記事の続き、今回で作文についてのお話はおわりです。
今回はいわゆる税の作文について。
こちらも国税庁主催の「税についての作文」、「税に関する作文」というやつですね。
これについても兵庫県の中学校で夏休みの宿題としてよく課されるようです。
将来どんな職業に就くにしても、あるいは仕事に就かなくとも(笑)税制については一般知識としてしっかり身につけておきたいものです。
日本だけでも、税が課せられるものは様々あり、またどのように税額が決定されるのかということも様々です。なかなか全てを覚えるのは難しいですが、あれこれ調べてみると面白いですよ。
また、世界の様々な国、あるいは歴史的にもいろいろな税制度が存在します。
中には考えられないような税制度も存在し、それはそれで調べれば調べるほど興味をひかれるものもあるでしょう。
単純に、「お金」に直結する問題ですので皆さんも気になるところですよね(笑)
前回と同じように、様々な論点、観点をご紹介します。この中で面白そうなものがあれば自分で調べてみてください。
- 消費税について
・2014年4月から、消費税が5%から8%になり、更には将来的に10%に引き上げられる予定もある。それには賛成か反対か。
→消費税が増えるとどうなるのか、国はどうなる?また、私たちのような物を買う側は?
→消費税はかつては3%、その後に5%ととなり現在は8%、歴史として税率を上げるとどうなった?
→じゃあ逆に消費税が無くなってしまうとどうなると思う?何か困ることにならない?
→お金持ちの人が豪華なものを買うときも8%、中学生の皆さんがお菓子を買うときも8%、消費税は果たして平等な税と言える?
→消費税率がものすごく高い国もなかにはあるけど、あれはどうなっているの?
→そういう国も日本と同じように買うもの何にでも消費税がかかるの?
→そういう国はものすごく高い消費税を取って何に使っているの?
→新聞や本、インターネットで、調べてみても良い。
- 税金全体について
・税金は何に使われるもの?何に役立っている?
→税金を払わなくて良いならどう思う?またどうなると思う?
→実際に税金を払わないと、どうなってしまう?
・皆さんの学校にも税金が使われているんじゃないかな?教科書や、最近新しくなった体育館や校舎。
→学校の先生に聞いてみてもいいんじゃないかな?
・皆さんは税金を何に使って欲しいと思う?
→病気が早く、確実に治る医療?苦くないお薬?綺麗な病院?
→学校にクーラーがほしい?
→地震、洪水などの災害で苦しんでいる人たちのため?
→田舎のお年寄りのための道路や施設?
→外国に役立てて欲しい?
・日本の税制度、世界の税制度
→日本にはどんなもの、人に税金が課せられているの?
→税はある程度公平でないといけないけど、『公平』ってどういうこと?どうやって『公平』にできるの?
→たとえば、ものすごいお金持ちの人はどれくらいの税金を払うの?どれくらい払うか、どうやって決まるの?
→世界で活躍する人たち(イチロー選手や、海外で働いているお父さん)はどこに税金を払うの?
→世界のいろいろな国の税制度は日本と同じ?違う?
→国によって支払う税金の額が違うと、何が起こる?ズルいことを考える人もいるんじゃない?そういうズルいことをやっている人はどうなる?ズルいことも許されちゃう?
→最近でも「タックス・ヘイブン(Tax haven)」という言葉が話題になった、これはなんだろうか?
・税金の歴史
→税金、というか税はいつの時代からある?
→今の時代は税金はお金で払うものだが、昔は何で、どうやって払っていた?
→歴史の教科書を開いてみよう。
・その他、学校から税についての資料をもらっている人はそれも参考にしてみましょう。