作文の宿題はサクッとすませよう!(1)
夏休みには、中学生の皆さんにとっては面倒くさい宿題も出ますよね。
特に作文がそれに当てはまると思います。
さすがに塾の先生が代わりに作文を書いてあげることは出来ませんが、何を書けばよいのかが全く思いつかない人のために、
いくつかよくあるテーマ、書きやすいテーマを考えてあげる事ぐらいはできます。
そうした話を参考にしながら、「自分はどう思うか。」、「自分の考えはどういうことか。」を書いていけばコンクールで入賞できるような大それた作文は書けなくとも、最低限の作文は書けると思います。
こういう作文などの宿題は面倒だからといって後回しにしてしまいがちですが、下のテーマを参考にしながらさっさと終わらせてしまうと気が楽ですし、
時間の余裕ができた分を課題テストに向けての勉強に回すことができますので、そのつもりで参考になればと思います。(『とっくに書き終わっているよ!』という子はエライ!)
・作文の書き方について
き‐しょう‐てん‐けつ【起承転結】
1 漢詩、特に絶句の構成法。第1句の起句で詩意を言い起こし、第2句の承句でそれを受け、第3句の転句で素材を転じて発展させ、第4句の結句で全体を結ぶ。起承転合。
2 物事の順序や、組み立て。
出典:
起承転結という四字熟語がありますが、これが最も一般的な書き方です。
起の段落、承の段落、転の段落、結の段落というふうに段落を4つに分けて書きます。
『起』とは、きっかけです。なんでそのテーマを選んだか、なぜそのテーマに興味を持ったかを書くのが一番書きやすいと思います。ここはあまり長く書かなくても良いです。
『承』は、きっかけの続きのお話です。
自分の実体験などはここに詳しく書くと良いと思います。
以前、こういう話を聞いた。やかつて自分がこう経験した。などです。
『転』は、『承』に書いた自分の経験から自分はどう思ったか、どう感じたかを書くと良いと思います。『承』に書いた経験をして、どのように成長したかを書くのも良いです。
(本来、『転』では『起』や『承』とは違った展開を書くというのが正しいのですが、これは中学生の皆さんにはかなり難しいお話ですので、簡単に書くのであれば『転』は『承』の続きとして書くのが良いかと思います。)
『結』は、結論の結です。『転』に書いた内容を踏まえて、自分はこれからどうしたいのか、どういうふうに生きたいか、どういうふうな人間になりたいか等を書けばよいでしょう。
以上の四段落に分けて書くと、書きやすいと思います。
次回は、兵庫県の小学校、中学校でよく出される作文課題に関する様々なテーマ、題材をいくつかご紹介します。